パーキンソン病と水素ガス吸引
活性酸素により引き起こされる脳、神経系疾患、パーキンソン病、脳梗塞、てんかん、脳卒中、自律神経障害など
水素の効用に関し、日本国内のさまざまな機関が注目し、その研究結果を発表しています。
2009年九州大学大学院薬学研究院の研究グループが、水素水を飲用することでパーキンソン病などの
脳神経疾患の予防と治療に効果があることを発見しました。
パーキンソン病は、脳の神経細胞が脱落することで、体の動きが鈍くなったり、
手足が震えるなどの症状を伴う脳神経疾患です。
原因はドーパミンを減少させる活性酸素
パーキンソン病は脳の中心部で中脳というところにある「黒質神経細胞」が破壊されることで、
ここで作り出されて筋肉を動かす司令をコントロールする「ドパミン(ドーパミン)」という物質が減少し、
体を自由に動かすことができなくなってしまう病気です。
黒質神経細胞は、脳の中心部、脳幹の中脳と呼ばれるところにあるわずか1gしかない黒っぽい細胞で、
ドパミンはここで作られます。
パーキンソン病に対する「水素ガス吸引療法」が現在 治 験 段 階 にあります。
健康な人でも、脳の黒質細胞は年齢とともに老化(損傷・減少)し、それにともなってドパミンの量も減り、
ドパミンの分泌量が元の量の20%以下になるとパーキンソン病の症状が現れます。
黒質細胞は活性酸素によって傷つけられることが報告されています。
また、細胞内でエネルギーを作り出すミトコンドリアが機能しなくなることも
黒質細胞の損傷に強く影響していると考えられています。
活性酸素は万病のもとですね!
神経細胞脱落の原因となる悪玉活性酸素によるDNAの酸化損傷を水素水が抑制するということが確認されました。
また、日本医科大学の太田成男教授らは、水素に脳梗塞の治療効果があることを動物実験で確認
(当、健康支援センター博多ホームページ上で動画確認できます)。
https://www.youtube.com/watch?v=x14nzdD7NJY
現在、様々な研究機関において「水素ガス吸引療法」によるパーキンソン病の臨床試験の報告がされています。
水素水及び水素吸引による臨床研究で明らかな効果が確認されております。
今後、動脈硬化や心筋梗塞・ガン・糖尿病・認知症などの生活習慣病の予防、応用治療が期待されています。
※ 医療・健康分野の学術文献
2012年6月28日 分子水素は神経変性疾患などに対する新たな医療用ガスとして有用
2015年4月1日 水素水のパーキンソン病に対するパイロット臨床試験:無作為化平行群間試験