大腸がん と 水素吸入療法

大腸がん と 水素吸入(加熱式)療法

 水素吸入療法は、がんの進行抑制免疫の活性化に効果がある可能性が報告されています(🔗1)。

 

 水素吸入療法の主な効果は次のとおりです。

 
  • 水素による免疫チェックポイント阻害効果により、がん細胞が体内の免疫を阻害している状態を改善し、免疫細胞を活性化させる
  •  ・・・がん細胞が免疫細胞を阻害している状態を改善し、免疫細胞を活性化させる
  • 腫瘍の縮小効果が期待できる・・・腫瘍の縮小が確認されたケースがある
  • オプジーボなどのがん治療薬の効果を高める可能性がある・・・水素吸入療法とオプジーボの併用によりオプジーボの効果の上昇
  • 抗がん剤の副作用の低減・・・食欲増進、吐き気や倦怠感などの軽減
     
    抗 炎 症 作 用 ( 🔗2
     

     副作用について

    水素吸入療法は、美容や心肺蘇生時などさまざまな状態に使用されており、副作用は現在のところ報告されていません。
 水素は、最も強力な酸化力をもつ「悪玉」活性酸素と反応して無毒化しますが「善玉」活性酸素には反応しないためです。
 

 水素吸入治療で使用する濃度( 2.0 % )では爆発などの危険性もありません。

 
 水素吸入療法に関する臨床研究も実施されており、潰瘍性大腸炎の患者を対象とした研究では、乱れた腸内細菌叢を正常化し、
 
 症状を改善することを目的としています(🔗1)。
 
 統合医療の一つとして水素吸入療法は、毎日行うのが理想的です。しかしながら、外来では現実的に難しい場合もあります。
 
 水素吸入器は患者様生活の場に置いて、出来るだけ頻繁に吸入されることをお勧め致します。
 

 水素吸入頻度の目安

 
 
 
 
 健康支援センター博多