何故がんに水素が効くのか?

が ん

 人間の細胞には分化や分裂、増殖、再生などの情報が書き込まれた遺伝子があります。

 通常は情報通りに細胞が変化し、成長や生命の維持が行われます。

 しかし、何らかの原因(例えば活性酸素:ヒドロキシルラジカル)で遺伝子に傷がつくと情報は変化し、

「がん細胞」となります。

 がん細胞は遠くの臓器や組織に無秩序に増殖、転移、浸潤するなど遺伝子情報に従わない動きをします。

 正常細胞とがん細胞の大きな違いはATP(エネルギー)の生産方法です。

 正常細胞は栄養素と酸素をもとに細胞内のミトコンドリアでATPというエネルギーを作ります。

 がん細胞の中ではミトコンドリアは休止しており、必要とするエネルギーはミトコンドリアの

酸素なしでブドウ糖からATPを作ります。そして、がん細胞へ栄養素が直接多く届くように血管(栄養素が届く道)まで作り出します。

水素が何故 がんに効くのか?

 がん細胞に、吸引や点滴により水素を投与すると休止していたミトコンドリアが目覚め、活性化します。

 ミトコンドリアによりエネルギーが生産され始めると2つの大きな変化が起きます。

① 一つはがん細胞がアポトーシス(自死)を起こし、壊れていきます。

② もう一つはATPでエネルギーが生産され始めると、自己免疫力が飛躍的に高まることです。

 これによりがん細胞は縮小していくと考えられています。

 確実にがんが治るというわけではありませんが、ステージや悪性度により大きな効果が得られるものと研究されています。