薬と「副作用」

薬と副作用

医療機関で処方される薬の効果には目的とする「主作用」と身体をむしばむ「副作用」があります。

どんなに安全と言われている薬にも「副作用」のリスクがあります。

副作用の中には本人が気づかず、早急に医療機関を受診し適切な処置を必要とする場合もあります。

薬の中にはこうした重篤な副作用伴うものが数多く存在します。

副作用が出る原因

副作用がでる原因は主に3つあると言われています。

① 用量が多すぎるため

・多剤服用

・用法、用量の間違え

・高齢者の場合

・薬ののみあわせ

・長期間服用した場合

② 体 質

・薬がアレルゲン(原因物質)となってアレルギー反応が起こるため

③ 薬の効きすぎ

高齢者の場合この傾向が強い研究結果が出されています。

薬は、肝臓などで徐々に「代謝 分解」されたり、腎臓から「排泄」されたりして効き目が消えていきます。

しかし、加齢に伴い肝臓や腎臓の働きが低下するため、薬の代謝分解が遅れて効き目が必要以上に長引いたり、

薬の排泄が遅れて薬が体内に長く残ったりします。

そのため薬が効き過ぎてしまうのです。

多すぎる薬は減らしましょう!

・優先順位を考える

・本当に必要か?・・・きちんと相談する、むやみに欲しがらない

・控えられる薬はなるべくやめる

・生活習慣の改善

生活習慣を変えることはとても難しいことです。

セカンドオピニオンや薬剤師、信頼できる専門アドバイザーと二人三脚で取り組むことが大切です。

 

NHKニュース「おはようにっぽん」

2019年2月19日(火)
薬を多く服用 副作用の危険

NHK 健康

高齢者と薬「多すぎる薬と副作用」

2016年4月25日