パーキンソン病と「水素ガス吸引療法」

ドーパミンを減少させる活性酸素

 パーキンソン病は脳の中心部で中脳というところにある「黒質神経細胞」が破壊されることで、

 筋肉を動かす司令をコントロールする「ドパミン(ドーパミン)」という物質が減少し、

 体を自由に動かすことができなくなってしまう病気です。

   黒質神経細胞は、脳の中心部、脳幹の中脳と呼ばれるところにある僅か1gしかない黒っぽい細胞です。

パーキンソン病に対する「水素ガス吸入療法」、「Ph10点滴療法」「プラズマ療法」が現在 治 験 段 階 にあります。

健康な人でも、脳の黒質細胞は年齢とともに老化(酸化、損傷・減少)し、それにともなってドパミンの量も減り、

ドパミンの分泌量が元の量の20%以下になるとパーキンソン病の症状が現れます

黒質細胞の機能低下は、活性酸素によって傷つけられることが要因であると報告されています。

 また、黒質細胞内でエネルギーを作り出すミトコンドリアが機能しなくなることも黒質細胞の損傷に強く影響していると考えられています。

活性酸素は万病のもとですね!

「水素ガス吸入療法」による抗酸化、抗炎症

 「水素ガス吸入療法」は顕著な還元作用があり、ヒドロキシルラジカル(悪玉活性酸素)を取り除く強い作用があります。

 現在、「水素ガス吸入療法」、水素水による臨床試験段階にあり、良好な結果が報告されています。

 研究報告①パーキンソン病に対する水素水による症状改善、進行抑制に対する有効性に関する検討-多施設共同臨床試験

 順天堂大学医学部附属順天堂医院 脳神経内科

 ※ パーキンソン病をもっと詳しく知りたい方(リンク) 

 

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