細胞の更新、再生
人間の肌や身体、全身の細胞は毎日古い細胞と新しい細胞がスムーズに交換され、
細胞が更新(再生)されることで健やかな肌や髪、体の健康へとつながって行きます。
睡眠ホルモンは入眠3時間以内に多く分泌
「成長ホルモン」と聞くと成長期限定と思われがちですが、壊れた細胞やDNA、組織などの修復、
疲労回復・疲労物質の排出などを担い、人間の生命維持に欠かせない存在です。
肌の再生など美容にも関係しており、若々しく健康でいるためにも、しっかりと分泌されることが必要です。
「成長ホルモン」のほとんどは睡眠中に分泌される。
そこで、かつて女性誌などでは「夜22時から2時のゴールデンタイムの睡眠で多く分泌される」
と紹介されてきましたが、それは誤り。睡眠中であれば時間帯をずらしても、差は出ないことが明らかになりました。
むしろ意識すべきは、睡眠の「長さ」と「深さ」だ。「成長ホルモン」は眠りについてから3時間以内に分泌されており、
特に最初の90分間に迎える深い眠り「ノンレム睡眠」の時にピークとなります。
つまり、成長ホルモンをたっぷりと分泌させるには、少なくとも3時間以上は眠り、
その間にぐっすりと深く眠れていることが必須となるということです。
つまり、成長ホルモンは時間帯とは関係なく、入眠3時間以内に分泌し始めるので、
十分な効果を得るためには4時間以上の良質な睡眠をとることが重要というわけです。
参考例:図-1 細胞の更新時間帯
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出典 ナショジオ トピックス
細胞は働く時間に更新(再生)することは出来ません
リラックスした副交感神経が優位な状態の時、即ち睡眠初期に傷ついた細胞の修復や更新が行われます。
つまり、細胞の更新(再生)がスムーズに行われることで、
病気の予防やアンチエイジングにもつながることになります。
身体の66%水から出来ています。
この時、重要な材料となるのが水素です。細胞の再生(更新)時間帯、すなわち副交感神経が優位
なゴールデンタイム(上図参照)、寝入りばなに水素吸引を行うことで傷ついた細胞の正常な再生、入れ替わり
が起こり、体の免疫力向上につながります。
就寝時間帯の水素ガス吸入は極めて効果的です。
自律神経のバランス
私たちは日々ウイルスや細菌にさらされています。
空気中のウイルス、食べ物に付着した細菌、
傷ついた細胞などは免疫の機能によって排除し、
身体は守られています。
この免疫システムを担うのが血液中の白血球です。
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自律神経は私たちの体にあるすべての細胞をコントロールし、免疫系やホルモン系に関わり
体内環境を整える重要な神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経に別けられます。
片方が優位になると片方が下がり、相反する関係で交互に働いています。
交感神経の働き
交感神経は日中の活動時や緊張、脳の興奮時、過剰なストレスや寒いときに働きます。
交感神経が優位になるとアドレナリンが分泌され、その受容体を持つ白血球の顆粒球が増え
心拍数や血圧が上昇します。
車に例えるならアクセル役です。アドレナリンは血管を収縮させる作用があり、消化や排尿が抑えられ
血流障害が起こり酸素や栄養が全身の細胞に行き渡りにくくなります。
そして、この興奮状態が長く続くと白血球、リンパ球は減り始め顆粒球が増え、体内で悪玉活性酸素
(ヒドロキシルラジカル)が発生します。
このリンパ球と顆粒球のバランスが崩れることで免疫システムが低下し体にとって大きなストレスとなります。
副交感神経
副交感神経は夕方から夜にかけ活発に働き始め睡眠中や食事中などのリラックスしているときに
優位になる神経です。副交感神経が優位になるとアセチルコリン(※1)というホルモンが分泌され始め、
白血球のリンパ球が増え、心拍数が安定し血圧が下がります。
アセチルコリンは血管を拡張させる作用があり、胃腸の働き活発化して食欲が増進し、
血流促進され体温が上昇し眠気をもようします。
リンパ球は免疫力を発揮して様々な疾患の予防となります。
一方で、増加しすぎるとリンパ球が異物でないものまで過剰反応を起こし、
花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎などの反応を引き起こしてしまいます。
交感神経と副交感神経は一方に偏りすぎると免疫力低下につながるので
活動状態によってバランスよく切り替わることを生活習慣に取り入れる工夫が大事です。
※1:アセチルコリンは骨格筋や心筋、内臓筋の筋繊維のアセチルコリンの受容体に働き、収縮を促進する。自律神経の内、副交感神経を刺激し、脈拍を遅くし、唾液の産生を促す活性がある
認知症予防効果:手足への刺激によってアセチルコリンが増えることがわかっており、歩行やマッサージと認知症予防の関わりが研究されている
自然免疫と獲得免疫
自然免疫はガンなどのいじょうさいぼうや細菌の侵入を防ぎます。
獲得免疫は一度かかった病原菌、ウイルスを記憶しておいて同じ病気にかからないように抗体を産生したり自然免疫よりも強力な防衛作用があります。
免疫力全体を司っているのが血液中の白血球(WBC)です。
血球はマクロファージ、顆粒球、リンパ球などから成りそれぞれに役割があります。
白血球のバランス
加齢や生活習慣、投薬、罹患、ストレスなどによってリンパ球は徐々にへる傾向にあるので、
多くの場合は副交感神経を優位にしてリンパ球を増やしていくことが免疫力アップにつながります。
白血球の中でも免疫力の指標と言われるリンパ球は多すぎるとアレルギー症状や喘息、アトピー性皮膚炎などを引き起こします。
リンパ球と顆粒球は多すぎても少なすぎてもバランスを壊します。
白血球の割合はそれぞれがバランスを保つことで連携を取り、外敵と戦い排除できるのです。
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